2015年10月11日

第30回島根県東西対抗剣道大会 東軍が優勝しました。

※大会の対戦表をご覧になりたい場合はこちらをクリックください。

東軍6勝(8本) - 西軍4勝(5本)で西軍が優勝しました!

審判長講評  下諸純孝審判長

第30回島根県東西対抗剣道大会は、松江市矢田体育館において開催されました。 まず、開会式後の公開演武で、打太刀 錬士六段 宮本正孝先生、仕太刀 錬士六段 小村 健先生の日本剣道形。ともに厳しい剣道の修錬を重ねており、この剣道形でも特に勝機での足さばきには光るものがあり迫真性を感じる立派な演武で、次の試合への緊迫感も高めました。

さて、女子2組、男子17組、計19組による対抗試合でしたが、前半10組を5対1で東軍が大きくリード、後半西軍9将の渡部洋一選手が勝利し西軍の挽回を期待しましたが、双方気迫あふれる充実した試合展開で譲らず、引き分け試合が続き4将戦をもって東軍の勝利が決定しました。しかし、西軍は対抗試合では敗れたものの副将 曽田幸尚選手、大将 山田輝人選手が勝利し大会を締めくくったことは賞賛に値するものです。

本大会に出場した選手は、今年度各種大会で活躍したり、剣道の高みを目指したりして修錬おり、とても見ごたえのある試合の連続でした。試合時間が5分のため、9試合が引き分けとなりましたが、それぞれの年代と段位にふさわしい積極的な攻防や技前を十分に発揮しての試合でした。特に、後半戦は高段者で双方とも安易に左手を動かさない正当な激しい攻防の中、そこからの攻め合い・崩し合いと一撃の厳しさが感じられました。このような剣風の中での一本は、剣道の醍醐味と美しさを感じます。同時に、本大会の成功につながるものでした。選手の皆さん大変立派でした。

最後に、審判・役員の皆さまには立派な運営をしていただきました。深く感謝申し上げます。そして、今回はどの組み合わせを見ても、楽しみな一戦として大いに期待させるものだったと思います。矢田体育館という初めての会場でしたが、例年以上に観戦者が多く大変うれしく思いました。来年も沢山の方にご来場いただき、剣道の醍醐味と良さを味わってほしいと願っています。

優勝 東軍

優秀試合

将  小村 健   -  恩田 秀和

優秀選手
東軍

十八将

三原 佳子
東軍

十二将

高木 洸
西軍

九 将

渡部 洋一
東軍

五 将

森脇 誠
西軍 大 将

山田 輝人

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